自動撮影カメラによる年間の種類別撮影割合を図1に撮影回数を表1に示しました。
2025年はイノシシの撮影回数割合が33.6%と2024年より約7%増え、アライグマを抜いて1位となりました。
アライグマは、2位になったものの、この4年間で30%台と変動は少ない。
タヌキは、2022、2023年と2位であったが2024年に前年の1/3の10%と激減で3位、今年はさらに減少して7.9%となりアナグマに抜かれ4位となりました。
3位となったアナグマは、冬眠もあり撮影日数が限られる中ここ3年間4位〜6位と常に安定した出現をみせていました。
ノウサギは2024年1月からキョンは同年6月からほぼ毎月現れるようになり、2025年ノウサギはタヌキと並んで4位の撮影回数割合になりました。キョンも数頭のオスが現れるようになり、6位となりました。
繁殖の確認(産子)も見ていますが、イノシシは2025年に4回20頭の子供を確認しています。この4年間では11回70頭の子供が誕生しています。この繁殖成績からみても、イノシシの撮影回数が年々増えているのも当然であると思われます。
アライグマも毎年2回ずつここ4年間で8回計24頭の子供を確認しており、安定した頭数を維持しているようです。
一方、タヌキはこの4年間一度も繁殖が確認できていません。その理由はわかりませんが、このことが減少した一番の要因であると考えます。
アナグマは、2024年に2回4頭、2025年に1回2頭の産子を確認しています。ことのことから安定した頭数の維持が伺えます。
キョンは県内でも生息域を広げているという情報もあり、この地域に定住し、産子も見られるかと思っていましたが、一時オスが頻繁に確認されるも2025年10月より姿を現していません。
ノウサギの産子は確認できていませんが、2024年1月より、ほぼ毎月現れおり定住しているようです。
なお、2025年に新たに確認された哺乳類は、コウモリ(品種は不明)でした。
データの詳細は、哺乳類 の品種別の項目をご覧ください。
図1 自動撮影カメラによる年間の種類別撮影回数割合(哺乳類)
表1 自動撮影カメラによる年間の種類別撮影回数とその割合(哺乳類)
自動撮影カメラによる年間の種類別撮影割合を図2に撮影回数を表2に示しました。
2つの調査地点(A・B)はスギの植林と竹林、一部広葉樹林が混在する林で特にB地点は比較的鬱蒼とする林地であり、野鳥が頻繁に訪れるような場所ではありません。鳥類は毎年10月から翌年の4月ごろまでに確認され、年間120回程度撮影されています。
2022年は、シロハラが44回撮影され35.5%と最も高い割合でしたが、年々減少し2025年はわずか1回の出現になってしまいました。
2025年最も多かったのは、キジバトで撮影回数割合が75.9%と特に調査地点Aに頻繁に訪れるようになりました。これは、A地点に新たに生える竹(孟宗竹)が撮影の邪魔にならないように切っていることから上空に空間が広がりそこからキジバトが入ってくるようです。この環境の変化がシロハラにも影響したかもしれません。
ヤマドリとトラツグミは2022年から比較的撮影回数割合の高い種類で2025年まで継続して現れています。また、ヤマドリは2024年に8羽のヒナを連れた映像もあり、この2種類は ながらの里山 を代表する鳥と思いってもいいのではないでしょうか。
ただ、2025年7月と9月に3回複数羽で現れたキジ類の体型に似ている謎の鳥(雑種ではないかとも言われています?)がいます。在来種では見当たらない羽の模様でもあり、気になる存在です。(2025 月報10月を参照してください)
鳥類の2022-2024年までの成績は、鳥類 をご覧ください
図2 自動撮影カメラによる年間の種類別撮影回数割合(鳥類)
表2 自動撮影カメラによる年間の種類別撮影回数とその割合(鳥類)