ホンドタヌキ
Nyctereutes procyonoides viverrinus
Nyctereutes procyonoides viverrinus
2025年までの4年間の季節区分別毎の撮影回数割合(出現割合)と繁殖確認回数
撮影回数は2023年までアライグマに次ぎ、2位でした。しかし、理由は分かりませんが、2024年に激減しました。2025年はさらに減り、全体としてはアナグマに抜かれて4番目の撮影回数となりました。撮影された季節は昨年と同じように1-3月(冬)に出現割合が高い傾向にあります。
タヌキは疥癬症の個体が見られることがよくありますが、そのような個体もなく、比較的ペアで行動していることが多いのに繁殖も確認できていないのも不思議です。
2022年から3年間の季節区分別毎の撮影回数割合(出現割合)と繁殖確認回数
タヌキ、アライグマ、イノシシは、年間の撮影回数が多く、ながらの里山に棲息する代表的な哺乳類といえます。この3種類の哺乳類は季節繁殖性が高く1月から3月ごろに繁殖活動を行うため、季節的には冬に撮影頻度が高くなるのもそのためではないかと推測されます。また、10月以降もエサが徐々に少なくなり、エサを求めた行動も多くなるので、秋冬に頻繁に撮影されるのではないかと考えています。
ところが、タヌキは2023年に春夏に撮影回数が多くなる傾向がみられました。アライグマやイノシシではみられないことなので、タヌキの社会に何か変化あったのではないかと思ってます。その影響で2024年は、年間の撮影回数が極端に減少しました。個体数も減ったと思います。また、タヌキはなぜか3年間産子を確認できていないのも疑問に思っています。
ただ、タヌキは年間を通して頻繁にペア(2頭)で記録される動物です。その割合は2022年で35.9%、2023年で37.0%、2024年で39.3%とアライグマもペアで写ることはありますが、高くても10%台なのでそれに比べると断然高い値です。仲睦まじい暮らしをしているように見えますが、ながらの里山のタヌキの社会はどうなっているのでしょうか謎だらけです。
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