両生類
Amphibia
Amphibia
ながらの里山に生息する主な両生類
トウキョウサンショウウオ (Hynobius tokyoensis) 千葉県レッドデータブック 最重要保護生物 (カテゴリーA)
千葉県に生息する唯一のサンショウウオです。成体になると里山で暮らすためほとんど姿を見かけません。唯一姿を見つけることができるのは、3月ごろの産卵時期です。卵は、里山に隣接する水田や湧水が溜まった水のある場所に産むため、運が良ければメスを待っているオスを見つけることができます。そして、メスは水中の葉や枝に付着させた一対のバナナ状の特徴ある卵のうを産みます。
ながらの里山では、3月ごろ普通に見られていた 卵のうですが、ここ数年は数個あるかないかに減少しています。そのため、2019年から100頭ほどの幼生を変態するまで人工飼育し里山に帰しています。その飼育中の記録をまとめましたのでご覧ください。
トウキョウサンショウウオのふ化から変態までの記録を見る. トウキョウサンショウウオ
ニホンアカガエル (Rana japonica)千葉県レッドデータブック 最重要保護生物 (カテゴリーA)
千葉県内でも広く分布するカエルです。トウキョウサンショウウオと同様、産卵のためには水田や湧水が溜まった水のある環境が必要です。またトウキョウサンショウウオよりさらに早い1月の下旬から2月上旬には産卵を開始するのが特徴です。
ながらの里山ではまだ普通に見られる種類のカエルですが、休耕田が増えている現状では産卵場所が益々なくなっていくのは確実です。また、カエルは夜行性なのでアライグマなどが見つけやすく、捕食される被害も懸念されます。
ニホンアカガエルの卵からカエルになるまでの記録を見る ニホンアカガエル
これからアップを予定している仲間たち
シュレーゲルアオガエル
アズマヒキガエル
アマガエル